筑後川のアユ漁が解禁され、原鶴温泉の夏の風物詩「鵜飼い」も始まった=20日午後7時29分、福岡県朝倉市、溝脇正撮影
筑後川に初夏の到来を告げる「鵜(う)飼い」が20日夜、福岡県朝倉市杷木の原鶴温泉で始まった。屋形船に乗った観光客らは、鵜匠の巧みな手綱さばきで数羽のウが舟の明かりに集まるアユを水に潜って追う様子を楽しんでいた。
アユ漁解禁に合わせたもので、福岡の奥座敷として17軒の旅館がある原鶴温泉では、江戸時代から続く夏の風物詩となっている。約3千発の花火も打ち上げられ、川開きの初日に彩りを添えた。鵜飼いは10月中旬まで続く。