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東国原知事「断腸の思い」ワクチン接種受け入れ
 東国原知事は21日、発生農家から半径10キロ圏内の牛や豚全頭へのワクチン接種と殺処分について、被害が最も集中する川南町長ら地元首長と協議、受け入れで合意したと発表した。これを受け、農林水産省幹部は22日朝から接種を開始する方針を明らかにした。
 殺処分されるまで1週間以上かかる家畜が多いため、ワクチン接種で家畜がウイルスを体外排出するのを抑制、感染拡大を防ぐ。宮崎県庁で記者会見した東国原氏は「本県や日本の畜産を守るため、断腸の思いだが協力をお願いしたい」と述べた。
 また、農水省はワクチン接種後に全頭殺処分について、牛1頭当たり約60万円など一律の水準で補償する方針だったが、事実上撤回。時価評価方式で補償する。経営再開までの生活支援として、肉牛1頭当たり5万9000円などを支給する方針。一方、製薬企業などには消毒薬の注文が殺到している。
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