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2010.05.02

日本ペンネット発足

「日本ペンネット」旗揚げのお知らせ。

やや日刊カルト新聞「日本ペンネット」結成、5月22日に都内で旗揚げイベント
紀藤正樹弁護士のブログ日本ペンネット(英語名 THE JAPAN PEN NET or PEN NET JAPAN 略称 JPN or PENN )結成記念イベントが開催されます。
山口貴士弁護士のブログ「日本ペンネット」旗揚げ!

この話にはわたしも絡んでいますが、やや日刊カルト新聞にいきさつの説明があります。

「日本ペンネット」は、先日有罪が確定した「橋爪事件(平和神軍観察会事件)」を契機に、ジャーナリスト、ブロガー、一般市民を中心に結成されました。

「橋爪事件」とは、「平和神軍観察会 逝き逝きて平和神軍」の運営者・橋爪研吾氏が、ラーメン花月チェーンの運営会社「グロービートジャパン」と右翼カルト集団「日本平和神軍」との関係などをネット上でリポートし、グロービート社から名誉棄損を理由に告訴されていた事件です。

今年3月に最高裁が上告を棄却し有罪が確定してしまいました。また、この判決について、読売・産経・東京といった大手新聞が、事実確認取材もしないまま橋爪氏について事実無根の誹謗中傷報道を行いました。

「日本ペンネット」は、こうした状況を憂慮し、一般市民(特に社会的問題に関係する情報を扱う人々)の表現の自由を委縮させないことを目的として結成されました。

初期メンバーは11名で、そのうち代表に本紙主筆・藤倉、顧問に紀藤正樹弁護士が就任しました。今後、規約や入会規則等を整備し、イベントを開催するなど、広く一般市民の参加を呼びかけていきたいと考えています。

この記事に紹介されている通り、橋爪事件の最高裁有罪確定を受けて、今後のために何かをしようという話は、裁判を応援していた人たちの間では以前から話題になっていたことを形にしようというものです。

一つには、記録を残すという意味で「書籍化」が採りあげられています。
もう一つが、「旗揚げイベント」です。

2010年5月22日(土)12:30~

「日本ペンネット」旗揚げ!
最高裁と大マスコミはネット表現の敵ですか?
有罪確定の「平和神軍観察会」運営者を囲む会


ラーメン花月チェーンと右翼カルト「平和神軍」の関係(事実です)を暴いたら、訴えられて最高裁でも負けちゃった。大手新聞からは、取材もないまま愉快犯扱いされて誹謗中傷されちゃった。最高裁も大マスコミも「ネット表現の自由」の敵確定。いま、ブロガーは何をすべきか。“前科一犯”にされた「平和神軍観察会」運営者を囲み、裁判(係争中含む)経験者のブロガーたちが語る。
ネットで活動する一般市民を中心に、ネット表現の自由を守るため結成された「日本ペンネット」旗揚げイベント。紀藤正樹弁護士のサプライズ参加あるかも!?

【場所】
NakedLoft
東京都新宿区百人町1-5-1 百人町ビル1F
TEL: 03-3205-1556
【時間】12:00開場/12:30開演
【料金】前売¥1,000/当日¥1,200(共に飲食代別)、現在、Naked Loftにて電話予約受付け中
【出演】橋爪研吾(「平和神軍観察会 逝き逝きて平和神軍」運営者)/山口貴士(弁護士) /Beyond(「悪徳商法?マニアックス」運営者)/天羽優子(「水商売ウォッチング」運営者)
【司会】藤倉善郎(日本ペンネット代表、やや日刊カルト新聞社主筆)
【主催】日本ペンネット
【協賛】やや日刊カルト新聞社
【開場地図】

2003年に悪徳商法?マニアックスの主催者 Beyond 氏が、民事・刑事で訴えられて「考える会」を作った時に、わたしは会長を引きうけました。

当時は「インターネット上の表現の自由」という言葉が社会的にも有効だったと思います。
しかし、今では「インターネットってなあに?」という時代に変わってしまったと考えます。

インターネット=PC的だったものが、携帯電話を中心とするモバイル環境に移り、単なる「ネット」になってしまった。
そこで「インターネット上の・・・・」といった表現はまずいだろう、という意見を出しました。

要するに、より大きな市民的な表現の自由、同時に日本だけでなく世界的にも通用するように、そして長期的に続けられるように、といった観点から「日本ペンネット」と決まりました。
紀藤弁護士のブログより

市民の表現の自由を委縮させる「橋爪事件」のような事件をなくすため、
表現の自由を守るため、4月29日、この問題を憂えるジャーナリスト、ブロガー、一般市民を中心に、日本ペンネット(英語名 THE JAPAN PEN NET or PEN NET JAPAN 略称 JPN or PENN )が結成されました。
僕は、この団体の顧問に就任しました。

ペンネットという言葉には、もちろん表現者にとって「ペン」が重要である、という思いが込められています。
つまり、社会情勢や文化が変わっても市民の情報発信の重要性を確認する場として続けられるようにしたい、といったことで決まったネーミングです。

イベントが5月22日(土曜)なので、それまでにいろいろな事が急速に進む予定になっています、今後も随時進行状況をお知らせします。

5月 2, 2010 at 10:31 午前 ネットワーク一般論 |

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