勤務先の日南市立中部病院で現金約1020万円を盗んだとして窃盗罪に問われた元市嘱託職員、川越麻由美被告(41)=日南市星倉=に対し、宮崎地裁は19日、懲役3年6月(求刑・懲役5年)を言い渡した。中田幹人裁判官は「発覚を免れるためパソコンのデータを改ざんするなど悪質」と指摘した。
判決によると、川越被告は同病院で窓口の受付をしていた04年11月ごろから09年7月の間、97回にわたり、病院の会計レジなどから現金計約1020万円を盗んだ。金は借金返済や遊興費などに使い、発覚後、約600万円を弁済したという。
毎日新聞 2010年5月20日 地方版