熊本市は20日、郵便切手を盗んだとして先月29日に窃盗容疑で逮捕された市民課の主任主事(47)を懲戒免職処分にしたと発表した。また、上司の市民課長と前市民課長を戒告、市民生活局長と局次長を厳重注意とした。
市によると、主任主事は2月末から4月初めにかけ、市民課が保管する切手1999枚(計10万9840円)を盗み、一部を換金して遊興費などに充てていた。事件発覚後、切手510枚(計3万7800円)を匿名で返送、一部を市内のコンビニエンスストアに捨てたと話したという。
熊本区検は同日、被害弁償がされていることなどを理由に起訴猶予処分にした。
毎日新聞 2010年5月21日 地方版