17日早朝、新居浜市萩生の農業用水路に近くの事務員女性(43)が刃物の刺さった状態で倒れていた事件で、新居浜署は18日、事件は自傷行為による狂言だったと発表した。女性は「自殺しようとしたが死にきれなかった」と供述。同署は軽犯罪法違反(虚偽申告)の疑いで調べる。
同署によると、女性の供述があいまいで、状況に不自然な点があったため事情を聞いたところ、17日夕に「ギャンブルなどで消費者金融数社に数百万円の借金があり、返せなくなった。自分で刺した」などと話した。川沿いの遊歩道で腹部を刺し、2~3メートル下の用水路に転落したという。使用した果物ナイフのさやが、供述通り現場近くの河原で見つかった。