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口蹄疫対応批判 民主市議、ブログに「知事は腹を切れ」

2010年5月22日4時54分

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 家畜の伝染病、口蹄疫(こうていえき)が宮崎県内で広がる中で、三重県四日市市議の諸岡覚氏(39)=民主党公認=が自身のブログで宮崎県や政府の対応を批判し、知事や大臣について「腹を切って死ぬべきである」などと記述していたことが21日、わかった。メールや書き込みで批判が殺到し、諸岡氏は記述を削除して「不見識かつ不謹慎な発言であった」とブログ上で謝罪。朝日新聞の取材に「ブログの影響力を考えるべきだった」と述べた。

 問題のブログは20日午後9時42分に書き込まれた。宮崎県の対応について「第一号の感染牛を見逃して一カ月近くも放置した県は、万死に値する」「あんな判(わか)りやすい病気を『ただの発熱』と処理をした。バカじゃないかと」などと発言。政府についても「県から要請を受けても放置していた国は同等のバカだ」と批判し、「県知事と農水大臣は腹を切って死ぬべきである」とした。

 諸岡氏によると、書き込み直後から批判メールが30件以上寄せられた。約1時間40分後に「世間の空気を読めていませんでした。素直に反省します」と謝罪し、記述を削除。しかし、ネット上の掲示板でさらに批判が集中し、中傷なども含めて1千件を超えたため、21日朝、ブログで「不見識かつ不謹慎な発言であったと反省し、お詫(わ)び申し上げます」と謝罪した。

 諸岡氏は取材に対し「最初の感染牛が判別しづらい症例と知らず、宮崎県の初動が遅いと思い込んでいた」と弁明する一方、「『腹を切って死ぬべきである』という表現はブログでの決めゼリフで、好評だった」と述べた。

 諸岡氏は日大農獣医学部を卒業後、国会議員の秘書を経て2004年の市議補選で初当選し、現在は2期目。(中島嘉克、姫野直行)

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