(交流戦、オリックス10−6阪神、1回戦、オリックス1勝、21日、京セラD大阪)阪神の敗因はすべて真弓監督のひと言に集約される。「あれだけ先に点を取られると…」
先発のフォッサムはストライクがまったく入らない。一回に後藤に右越えの先制2ランを許すと、二回はさらに崩れた。先頭のバルディリスを死球で出塁させたのを皮切りに、この回だけで計5四死球に暴投も絡んで3失点。先発の台所事情が苦しい中での背信の投球にフォッサムは「ブルペンに迷惑を掛けて申し訳ない」と通訳にコメントを託すのがやっとだった。
二回途中からは不振の久保田らに代わって登録されたばかりの福原がマウンドへ。しかし、三回に4長短打を浴びて3点を失い、試合を壊した。
五回に突如打線が爆発して6点を追い上げたものの、投手陣がこれではさすがに届かない。連敗が響いて順位も3位に転落。自慢の打線を誇るばかりでは首位巨人への反撃もままならない。