2005年12月に栃木県の旧今市市で当時7歳の吉田有希ちゃんが連れ去られ遺体で見つかった事件で、栃木県警は若い警察官などを対象に事件の講義を始めました。
「県警の最重要課題」(事件を担当する警察官)
19日に開かれた講義には事件発生後に採用された若い警察官など、およそ80人が参加し、担当者から事件の概要や捜査状況などについて説明を受けました。
「今市事件の重要性を改めて認識できた」(参加した若手警察官)
発生から5年目を迎えた今もランドセルや衣服などの遺留品は見つかっておらず、情報提供も減り、有力な情報は寄せられていません。
このため栃木県警は、県内の警察署で講義を行うことで不審者の割り出しや事件の風化防止を図りたいとしています。(20日00:30)