西村京太郎トラベルミステリー「北帰行殺人事件」 |
06/08(火) 深夜00:50-深夜02:50 |
警視庁捜査一課に配属になったばかりの橋本刑事(賀集利樹)が、家庭の事情で突然辞表を提出し、郷里の北海道に戻ることになった。その夜、上野駅に転勤する友人を見送りに行った西本刑事(森本レオ)は、亀井刑事(愛川欽也)の妻・公子(二木てるみ)に出会う。公子は十津川警部(高橋英樹)の妻・直子(浅野ゆう子)と北海道旅行を楽しむために札幌行きの豪華寝台特急「カシオペア」に乗るところだという。公子と別れた直後、西本は人ごみの中に橋本の姿を認める。橋本も「カシオペア」に乗るらしい。橋本から翌日の飛行機で北海道へ向かうと聞かされていた西本は、なぜ彼が嘘をついたのか疑問を持つ。翌日、札幌郊外で佐々木学(戸崎二郎)という東京の会社員の他殺体が発見される。佐々木は全裸でロープで後ろ手にしばられたままナイフで刺されており、なぜか唇には口紅がぬられていた。一週間ほど前にも、やはり金子(伊藤顕弘)という東京に住む若者が青森で同様の手口で殺害されており、同一犯の仕業と推察された。道警の依頼で捜査を始めた亀井たちは、佐々木が半月ほど前に女性問題を起こして恋人から婚約を解消されていたことを知る。その問題とは、古川みどり(奈須綾香)という女性を集団レイプし、みどりがそれを苦に自殺したというものだった。さらにみどりの恋人が橋本だったことも判明する。また、金子と佐々木の唇にぬられていた口紅は、みどりが使っていたものと同じ製品だとわかる。そして、金子が殺された時、橋本は休暇を取っていたことが判明、橋本がみどりの復讐のため二人を殺した可能性がでてくる。十津川と西本は、橋本の行方を追って北海道へ。その頃公子と直子は「カシオペア」に乗り合わせていた会社社長・和田(寺泉憲)と札幌のホテルで再び顔を合わせ、ホテルのバーで歓談のひと時を過ごしていた。やがて、みどりをレイプした連中の素性が判明する。殺された金子、佐々木のほか、女を食い物にして生きている市川(外川貴博)、大学生の柴田(中野雅史)、そして仲間から「社長」とよばれている君島(滝直希)の5人だった。そこで亀井は喫茶店を経営している君島の母親(坂口良子)を訪ねる。彼女によると、君島は沖縄に旅行中ということだが…。
構成/脚本 | 西村京太郎 篠崎好 |
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監督 | 村川透 |
制作 | テレビ朝日 東映 東映プロダクション |
出演 | 高橋英樹 愛川欽也 森本レオ 浅野ゆう子 二木てるみ 坂口良子 賀集利樹 寺泉憲 中丸新将 山村紅葉 ほか |
初回放送 | 2004年11月6日 |