会員各位には一昨年のリーマンショックに端を発する世界的な経済不況と最近顕著になりつつある厳しいデフレ風の下、懸命にご努力されていることと存じます。
焼肉協会では、会員各位のご努力に少しでも役立つため、焼肉業界活性化に向け、情報収集と検討を行っております。 その一環として、12月15日「緊急役員会」及び「ヤキニクまつり活性化」、「省エネ対策を柱とする環境委員会」の合同会議を開催しました。その検討結果を報告します。
会員各位にはこれら情報を活用されるとともに、下記4項目について『地区懇談会』(次頁に日程と会場を掲載)で説明しますので、ご出席いただき、有意義な情報集めと会員同士の連携を深められるようご案内します。
1.中小企業金融円滑化法について
「中小企業金融円滑化法」が11月30日可決成立しました。その概要は以下の通りです。
「中小企業金融円滑化法」の概要
(1)対象:中小企業者
小売業(焼肉店は小売業に含まれます。)を主たる事業とする事業者については、資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人……いわゆる「中小企業要件」を満たすもの。
(2)中小企業者は何ができるのか
金融機関から貸付に係る債務を有する(お金を借りている)中小企業者であって、当該債務の弁済に支障を生じているか、又は生ずるおそれのある場合に、当該弁済にかかる負担の軽減を申し込むことができる。
負担軽減の措置
1.当該貸付の条件の変更、
2.旧債の借り換え、
3.当該中小企業者の株式の取 得者であって、当該債務を消滅させるためにするもの
4.その他
「この申込を受けた金融機関は、当該中小企業者の事業についての改善又は再生の可能性その他の状況を勘案しつつ、できる限り当該債務の弁済に係る負担の軽減に資する措置をとるよう努めるものとする。」という内容になっています。
※説明:弁済が厳しく、条件緩和を希望する中小企業の方は、借り入れている金融機関に条件緩和の相談に行けば、事業についての改善又は再生の可能性その他の状況を勘案して、手続きが行われることになると思います。
2.中小・小規模企業の資金繰り支援
※説明:公的金融(日本公庫(国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫が平成20年10月1日に統合して誕生)、商工中金、信用保証協会)と取引のない方でも、信用保証協会による返済負担軽減支援を受けられるようになります。
−平成21年12月15日条件変更対応保証制度開始−
〈制度概要〉
1.保証割合40%
2.保証期間延長を含め、最長3年
3.保証料2・20%
4.保証限度額2億8000万円(8000万円超の無担保保証も相談可)
5.ご利用に際しては、金融 機関とともに、経営改善計画・返済計画をたてていただくことになります。
3.『ヤキニクまつり活性化検討』
※説明:「全国ヤキニクまつり」は協会設立以来メーンイベントとなっておりますが、ここ2〜3年、盛り上がりに乏しくまた、参加店舗数も少なくなりつつあります。
この活性化を図るため、広告企画を業務としている賛助会員4社に依頼し「新しいイベント企画」の提案をいただき「活性化検討会」の担当理事によるヒヤリングと検討を行いました。
その概要をとりまとめ、地区懇談会で会員各位に説明し、合わせて意見を聞かせていただくこととしましたので、地区懇談会には是非ご参加下さい。
4.環境委員会作成『環境にやさしい店舗運営』マニュアルの説明
※説明:焼肉店が取り組むべき課題として、「省エネ法」、「食品リサイクル法」、「容器包装リサイクル法」が避けて通れないものになっております。
この対策として、21年度に環境委員会を設置し、検討を開始しました。
このたび『環境にやさしい店舗運営マニュアル』が完成しましたので、その内容を地区懇談会で説明します。
環境問題に取り組むことは、焼肉店にとって負担増を伴うものと思われがちですが、実際は「経費の削減」=利益確保につながるものであることが立証されます。有意義な情報が提供されますので、地区懇談会に是非ご参加下さい。
平成21年度地区懇談会案内
主要議題について
1.会長挨拶
2.焼肉業界を巡る情勢報告
3.『環境にやさしい店舗運営 マニュアル』の説明
4.集客力UP!の提案
5.意見交換
(正会員自己紹介・意見表明)
6.賛助会員PR
(自己紹介・商品紹介)