足利事件で菅家利和さんの無罪が確定したことを受け、冤罪事件の再発防止のため全国の地検に新たに配置された「本部係検事」の会議が開かれました。

 1990年に起きた足利事件をめぐっては、菅家さんがいったん有罪となって服役したものの、やり直しの裁判で無罪が確定しました。最高検察庁は検証の結果、再発防止のため全国50の地検すべてに警察と緊密な連絡を取り、重大事件の情報を共有するための本部係検事を配置することにしました。17日に開かれた本部係検事の初会合では、千葉法務大臣が足利事件について「真犯人でない人を長期間服役させたことは遺憾だ」と述べました。

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