4月上旬、後に感染が確認された口蹄疫1例目の牛を診断した獣医が21日夜、インタビューに応じました。
「手を口の中に入れて中を見ると異常はなく、点のような潰瘍が1つあって、それを見た瞬間にちょっとドキッとして、口蹄疫が頭をよぎったが、まぁ違うだろうなと思った・・・」(口蹄疫1例目の牛を往診した獣医)
地元の獣医は、4月7日に牛を診断したとき、風邪に似た症状しかなく、一般的に口蹄疫の症状と違ったことから、それとは分からなかったといいます。その時診断した牛が、後に口蹄疫と確認されました。
「今現在の気持ちで言えば、本当に申し訳ないと、農家に申し訳ないと」(口蹄疫1例目の牛を往診した獣医)
その上で、国の対応についてこう述べています。
「口蹄疫の疑いがある牛が見つかったとき、どう行動すればいいのかという(行政の)農家へのアナウンスが足りなかった」(口蹄疫1例目の牛を往診した獣医)
また国の対策について・・・。
「ただポンと上からの一方的な通達になったところが配慮がなかった」(口蹄疫1例目の牛を往診した獣医)
(21日22:06)