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豚486頭も殺処分へ 宮崎の口蹄疫、検査結果待たず

2010年4月28日1時24分

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 宮崎県は27日、県畜産試験場川南支場(川南町)で飼育している豚5頭に家畜伝染病口蹄疫(こうていえき)のような症状が見られるとして、家畜伝染病予防法に基づく遺伝子検査の結果を待たず、計486頭を自主的に殺処分する方針を明らかにした。専門家は「豚は、体内でのウイルス増殖力が強い」として、感染拡大への注意を呼びかけている。

 県によると、同一農場で感染を疑われる家畜が出たために殺処分した豚はいたが、感染が疑われる症状を示した豚が出たのは初めて。

 同日午前10時ごろ、同支場の獣医師が豚5頭の口や足がただれているのを確認。検体を動物衛生研究所海外病研究施設(東京)に送り、農家への影響を考え全頭を殺処分することを決めた。

 宮崎大学の末吉益雄准教授(動物保健衛生学)は「豚は一般的に口蹄疫に感染しにくいが、いったん感染すると体内でのウイルスの増殖力は牛の100倍から千倍とされ、感染が広がる可能性も高くなる」と注意を呼びかけた。

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