PR:
木村、壮絶KO負け…「悔いはない」引退示唆
|
4回、プーンサワット・クラティンデーンジム(左)にKO負けした木村章司
Photo By 共同 |
WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦は20日、タイのマハーサーラカームで行われ、木村章司(32=花形)が敵地で壮絶に散った。4回、王者プーンサワット・クラティンデーンジム(29=タイ)に3度のダウンを喫してKO負け。日本人選手の海外での世界挑戦は30連敗となった。
開始のゴングから積極的に攻め、強打を誇る王者相手に一歩も引かない。だが、4回に右アッパーで最初のダウンを奪われると、連打で2度のダウンを追加され、プロ初のKO負けを喫した。
「倒しにいく右ストレートは打てた。それで勝てなかったんだから仕方がない」。昨年12月に日本王座から陥落。現役引退を考えたが、3月下旬になって突然、世界初挑戦のオファーが舞い込んだ。会場は反政府デモによる混乱で夜間外出禁止令の出た首都バンコクから約400キロ離れており影響はなかったが、世界の壁は厚かった。挑戦者は「もう、悔いはありません。基本的には辞めるつもりです」と引退を示唆しリングを後にした。
関連ニュース
読み込み中..
PR
関連写真
読み込み中..