口蹄疫補償は時価評価、農相が具体案を発表
5月21日13時18分配信 読売新聞
宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、赤松農相は21日、家畜を全頭殺処分される畜産農家への補償の具体案を発表した。
殺処分を前提としたワクチン接種の方針を19日に打ち出したが、地元自治体から「補償の内容が不明」との反発を受けて膠(こう)着(ちゃく)状態に陥っており、事態打開のため提示した。
農林水産省は21日午後にも地元自治体と協議を再開し、ワクチン接種の早期開始を目指す。
具体案では、牛や豚を殺処分した後の生活支援金として、1頭あたり肉用牛5万9000円、豚1万2000円を支払う。また、牛や豚の殺処分に伴う補償金は、個別の家畜の価値に見合った「時価評価」の方式で補償する。このほか、ワクチンを接種した後、殺処分するまでの餌代を支給し、殺処分して埋却した土地の所有者には3年分の地代相当分も支払う。
山田正彦農林水産副大臣が同日午後、東国原英夫知事にこの案を提示する。
ワクチンを巡っては、政府が19日、口蹄疫発生場所から半径10キロ圏内ですべての牛や豚を殺処分の対象とし、埋却場所が確保できるまでワクチン接種で感染拡大を防ぐという方針を打ち出した。
この際、赤松農相は記者会見で「地元とは合意できている」と語り、19日中に始めたいと発言。ところが、地元自治体が「十分な補償がない」などとして接種を拒否、合意を取り付けることが出来ない状態が続いている。
農水省幹部は「感染拡大防止にワクチン接種は一刻を争う。なんとか早く決着を」と話している。
殺処分を前提としたワクチン接種の方針を19日に打ち出したが、地元自治体から「補償の内容が不明」との反発を受けて膠(こう)着(ちゃく)状態に陥っており、事態打開のため提示した。
農林水産省は21日午後にも地元自治体と協議を再開し、ワクチン接種の早期開始を目指す。
具体案では、牛や豚を殺処分した後の生活支援金として、1頭あたり肉用牛5万9000円、豚1万2000円を支払う。また、牛や豚の殺処分に伴う補償金は、個別の家畜の価値に見合った「時価評価」の方式で補償する。このほか、ワクチンを接種した後、殺処分するまでの餌代を支給し、殺処分して埋却した土地の所有者には3年分の地代相当分も支払う。
山田正彦農林水産副大臣が同日午後、東国原英夫知事にこの案を提示する。
ワクチンを巡っては、政府が19日、口蹄疫発生場所から半径10キロ圏内ですべての牛や豚を殺処分の対象とし、埋却場所が確保できるまでワクチン接種で感染拡大を防ぐという方針を打ち出した。
この際、赤松農相は記者会見で「地元とは合意できている」と語り、19日中に始めたいと発言。ところが、地元自治体が「十分な補償がない」などとして接種を拒否、合意を取り付けることが出来ない状態が続いている。
農水省幹部は「感染拡大防止にワクチン接種は一刻を争う。なんとか早く決着を」と話している。
最終更新:5月21日13時18分
Yahoo!ニュース関連記事
- 口蹄疫補償は時価評価、農相が具体案を発表(読売新聞) 5月21日13時18分
- 殺処分に全額補償=口蹄疫で特措法案―自民(時事通信) 5月20日19時14分
- 「農家の補償どうなる」殺処分、地元に戸惑い[photo](読売新聞) 5月19日14時24分
- 特別交付税で全額措置=口蹄疫、処分家畜への県補償分−原口総務相(時事通信) 5月18日14時38分
- <口蹄疫>家畜損失補償、特別交付税で 原口総務相(毎日新聞) 5月18日13時23分
ソーシャルブックマークへ投稿 0件
関連トピックス
主なニュースサイトで 口蹄疫 の記事を読む
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- 種牛6頭避難の西都市でも感染疑い牛(読売新聞) 3時1分
- フジテレビ、消毒せずに地元住民に取材しトラブルに(スポーツ報知) 19日(水)8時0分
- 居眠り運転警告シートに国土交通大臣賞(レスポンス) 11時3分