原子炉停止中の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で19日午前10時55分ごろ、原子炉補助建物屋上にある「ナトリウム・水反応生成物収納設備」内の酸素濃度が2%に上がったという警報が出た。確認したところ濃度は0.2%で変化はなく、日本原子力研究開発機構は誤作動とみて調べている。
蒸気発生器で伝熱管破損事故が起きた際にできる水素などをためる設備で、火災を防ぐため窒素で満たし酸素濃度をチェックしている。濃度計は06年に交換し、今後点検する予定だった。
毎日新聞 2010年5月19日 19時10分