キャバクラで働く女性に対する賃金未払いや、従業員らからのセクハラなどが深刻な問題になっているとして、東京のキャバクラに勤務していた女性らが中心となり、待遇改善を求めて労働組合「キャバクラユニオン」(仮称)を結成することになった。関係者が1日明らかにした。
東京の個人加盟労組「フリーター全般労組」の分会として発足させる方向で、今月中にも準備委員会を都内で開く。
キャバクラ嬢らによる労組結成について連合は「聞いたことがない」と話す。経営者との団体交渉などを通じ、待遇改善などを目指すほか、女性たちが安心して働けるよう、支援や相談に応じる窓口としても機能させたいとしている。
フリーター労組によると、今年に入ってキャバクラ嬢らから賃金未払いなどの相談が相次いで寄せられた。
「指定した日に客を呼べなければ罰金数万円」「15分遅刻で罰金千円」など、労働基準法(制裁規定の制限)に違反するとみられる例も多いという。女性たちが個別に交渉するのは限界があるとして、専門分会として立ち上げる方針を固めた。
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120101000952.html
おいらは、こういう夜の世界で管理の仕事をしていたことがある(風俗とかじゃないよw)。
だからまあキャバ嬢が怒るのもわかるんだけど店側の事情もわかるんだよね。
店を擁護するわけじゃないけど、罰金制度ってそうしないと経営が成り立たないんだよね。こういう言い方はアレだけど、時間にルーズな人間があの世界には多いんだよ。
事前に自分でこの時間にシフトで入ると申告しておきながら当日になって用事ができたと欠勤したり友達と会っていて遅れたとか平気で言う人間が信じられないくらい多くいる。
一度や二度ならまあ店も大目にみるけど、それが頻繁な人間が結構いる。毎週とかね。
そうすると経営者側としては困るわけだよ。せっかくシフトを調整し適正な人数にしてるのに、1人休むとか欠けることによって、他の子に負担がかかりお客さんにも迷惑をかける。人数が少ないからお客さんの待ち時間が増えるとか、店のHPを観てその子に会いたくてシフト確認してきたお客さんを逃がしちゃうとかね。
だからって店側の言い分がすべて正しいかって言えばそんなことは無く「指定した日に客を呼べなければ罰金数万円」とかこういうのは全面的に店側に非がある。きちんと出勤したのに給料が払われないとかは論外だし。
まあ、ぶっちゃけどっちもどっちだよね。
ただ、ここで労組を結成し団体交渉をするのはいいと思うけど、キャバ嬢側にも火の粉というか犠牲が出るのは覚悟したほうがいいよ。
賃金未払いなどがあるというのを証明するためには、実際にどういう給与体系になってて時給は、いくらで歩合給がいくらでとすべて明らかにしなきゃいけないことになる。今まできちんと確定申告をして税金を納めてきてた人はいいけど、源泉徴収だけで済ませてた人は税金を新たに払わなくちゃいけなくなる可能性もある。各種社会保険のこととかもあるしね。今まで、曖昧に済ませていたのを店(運営会社)ときちんと契約を交わしてとなると逆に損する場合もあるかもしれない。
それでもって思えるかどうかだよね。
いずれにしても、あの業界がこの先どうなるのかどうか注目したい。
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