口蹄疫:東国原知事、宮崎県内に非常事態宣言

2010年5月18日 11時59分 更新:5月18日 14時10分

非常事態を宣言する東国原知事。背景のボードには「口蹄疫から畜産を守ろう」の文字=宮崎県庁で2010年5月18日午前11時5分、石田宗久撮影
非常事態を宣言する東国原知事。背景のボードには「口蹄疫から畜産を守ろう」の文字=宮崎県庁で2010年5月18日午前11時5分、石田宗久撮影

 東国原英夫知事は18日、家畜伝染病の口蹄疫問題で非常事態宣言を宮崎県内に発令した。知事は会見し「このままでは本県畜産の壊滅はもちろん、隣県や九州、さらには全国にも感染が拡大する可能性を否定できない」と理解を求めた。

 非常事態宣言では、畜産農家には不要不急の外出を控え、一般県民にも農家訪問の遠慮や車の消毒、各種イベントの延期を求めた。口蹄疫ウイルスは人には感染しないが、人を介して偶蹄(ぐうてい)類に広がる可能性があるためだ。今回の非常事態宣言は法的根拠に基づくものではなく、協力依頼に当たる。

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