届いたメール
神浦さん、こんにちは。

【ソウル20日聯合ニュース】北朝鮮最高指導機関の国防委員会は20日に報道官の声明を出し、韓国が発表した海軍哨戒艦「天安」沈没の原因調査結果を「ねつ造」と主張しながら、韓国に国防委の「検閲団」を派遣すると明らかにした。韓国側は北朝鮮側の検閲団に物証を見せねばならないと指摘した。朝鮮中央放送が伝えた。

　国防委はまた、「対北朝鮮制裁が取られる場合、全面戦争を含めた強硬措置を取る」と威嚇した。

以上、連合ニュース電子版。

まあ、毎度いつもの、戦争やるやる詐欺ですが、今回だけは韓国国民の怒りが直接北に向かっており、偶発的武力衝突に対して、在韓米軍の家族に帰国指示が出たり、デフコンレベルを上げると言う、対応策が今後取られるか非常に興味が有ります。

かつて、クリントン政権時に在韓米軍家族に帰国指示を出したり、キューバ危機の際に、デフコン2に引き上げ、日本国民(総理も知らなかったという話も・・・。)は知らない間に、自衛隊もデフコンレベルを引き上げたと言う実例もあるので、一応注視する価値が有ると思います。

また鳩山総理が、「もし韓国が安保理に、決議を求めるということであれば、 ある意味で日本として、先頭切って走るべきだと、そのように考えておりまして、強くその方向で努力をしたいと思います」
と発言し、普天間の混迷をどさくさまぎれに、この問題で、抑止力云々の理論のすり替えに成功させれるかどうか、非常に興味が有ります。
鳩山総理にしてみれば、天佑だと思えますが、はたして上手く利用できるかどうか？

コメント
今日は非常に多くの関連メールが届いています。しかしほとんどが冷静に事態の推移を見てあられるので安心しました。

”これで戦争が始まる”という危機感を持ったメールはわずかです。

昨日、ある全国紙の政治部記者さんから、「今回、自衛隊はどのように動きますか」と聞かれました。「まあ、警戒する程度で、特に警備レベルを上げることはないと思います」と話しました。

すると「日本にも潜水艇が攻撃に来ませんか」と質問です。「ないでしょうね。あの潜水艇は沿岸潜水艇ですから」と話しました。

しかし１０年前なら、「日本も朝鮮戦争に巻き込まれる。北朝鮮軍がゲリラ的に日本を攻撃する」なんて、北朝鮮脅威説でメディアが大騒ぎをしたと思います。そんなことを言いふらす人がいたからです。

「だから沖縄に海兵隊が必要なんだ」という人が出るかと思いましたが、さすがに今回は静かにしているようです。

まあ、鳩山政権にとっては普天間問題の”針のむしろ”からちょっとだけ解放された感じですね。

クリントン長官の訪日も、普天間よりは哨戒艦の方が重要課題になりますからね。日本は、「アメリカと韓国を支持します」で済むのですから。

それにしても、いかなる事情（動機）を考えても、金正日は哨戒艦攻撃で自分の首を絞めましたね。北朝鮮が今回の攻撃で得られるメリットはないように思います。