民主党の小沢一郎幹事長が今月10日、国民新党の亀井静香代表と会談した際、夏の参院選前に両党の合併を打診していたことが20日、わかった。国民新党を支持している全国郵便局長会など「郵政票」の取り込みが狙いと見られるが、亀井氏はその場で断ったという。
国民新党関係者によると、亀井氏は会談翌日の11日、同党所属の複数の議員を集め、小沢氏から合併の打診があったことを伝えた。議員らは国民新党が反対している永住外国人地方参政権付与に小沢氏が賛成していることなどを理由に「理念が異なる党とは一緒になれない」などと反発。亀井氏も「断ってきた」と応じたという。