インターネットの里親募集サイトを通じ、譲り受けた猫を虐待したとして、愛知県警は１４日、２５歳の無職の男を動物愛護法違反の疑いで書類送検しました。

　書類送検されたのは、名古屋市南区に住む２５歳の無職の男です。警察によりますと、この男は去年１０月、自宅で飼っていた２匹の猫を殴るなどして、目や耳を傷つけた動物愛護法違反の疑いが持たれています。

　男が住むマンションの住民らによりますと、現場付近では去年の夏、１０匹の猫の死がいが見つかり、そのうちの一部は、男がインターネットの里親募集サイトを通じて譲り受けていた猫と判明、動物愛護団体が警察に告訴していました。

　「ベランダに落としたことはないです。（殴ったりしたことは？）しつけの範ちゅうでやったら、子猫なので、けがをさせたことはある」（書類送検された男）

　調べに対し男は、「大事な写真立てを猫に倒され、腹が立って殴った」と容疑を認めていますが、死んだ猫が見つかった件については関与が裏づけられず、立件は見送られました。(14日11:43)