食品売り場でふぞろい野菜を視察、トマトとキュウリを手にする赤松農相=21日午前、東京都品川区のジャスコ品川シーサイド店 農相が野菜売り場を視察 イオン、全国で安売りへ赤松広隆農相は21日、天候不順による野菜価格の高騰を受け、規格外野菜の販売を始めたジャスコ品川シーサイド店(東京都品川区)を視察した。同席したイオンの岡田元也社長は、全国の約1200店で23日から25日まで規格外も含めた野菜の安売りを行うことを明らかにした。 視察は、形がふぞろいだったり、傷があったりするキュウリやトマトなどの出荷や販売を促し、価格安定につなげるのが狙い。農相は視察後、「できる範囲で取り組んでくれるとありがたい」と期待感を示した。 岡田社長は食品売り場にある規格外の野菜約20種類を並べたコーナーを案内。通常なら498円の福岡県産のイチゴを198円で販売していることなどを説明し、農相は「味が同じなら安い方を買う」と応じた。 同店では19日から規格外野菜の販売を開始。20日までに既に4トン分が売れ、新たに契約農家や市場から5トン分を集めた。通常より2~5割安いという。 【共同通信】
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