広島高速道路公社は19日、広島高速2号・3号開通後の利用交通量のまとめを発表した。計画していた交通量は5万6600台(台数はすべて1日当たり平均)だったが、開通後の4月27日~今月16日の平均交通量は4万9619台で、87・7%にとどまった。同公社は「ゴールデンウイーク1週目を過ぎると利用が減った。昨年も同じ状況だった」として、今後の伸びを期待している。
同公社によると、昨年同時期の交通量は3万6688台で、4万993台と見込んだ計画を下回った。昨年度全体では3万8105台で、多少は盛り返した。計画よりも交通量が少なければ料金収入が減るため、建設費用の償還期間が伸びる。
一方、平均利用距離は、予測に比べて約500メートル長い6・23キロだった。同公社は「維持費の節約と共に、なるべく収入を増やすことができれば」と期待している。【矢追健介】
毎日新聞 2010年5月20日 地方版