【ＷＥＢ人・詳報版】「ヒャダイン」こと前山田健一さん（２９）　【プロの犯行】だったアレンジ曲投稿 (1/6ページ)

作詞、作曲、編曲家の「ヒャダイン」こと前山田健一さん（２９）との一問一答は以下の通り。（織田淳嗣）

「女子より『はぐれメタル』」

−−音楽に触れたのはいつからですか

「４歳からピアノを始めました。１時間普通の練習して、１時間遊びのピアノ。ゲーム曲とかを。今ヒャダインでやっているような曲ですね。ドラクエ（ドラゴンクエスト）とかＦＦ（ファイナル・ファンタジー）とか、ありがたいことに絶対音感をもらったんで、聴いたらすぐに弾ける感じでした。学校のピアノとかで弾いたら、わーと盛り上がったこともありました。スポーツが苦手だったんで、友達が野球とかサッカーとかやってても『はっ』と思っていて。（笑）コンプレックスからピアノをやっていたのがありますね」

−−中学では

「初めてＥＯＳというシンセサイザーを買って、打ち込みをやるようになりました。小室（哲哉）さんが好きで、ｔｒｆの曲の打ち込みをやってましたね。小学校のころに、音楽会なんかで、音楽ができない人がいるのがもどかしくて、『ちゃんとやりたい』という欲求を、シンセサイザーは補完するものでしたね」

−−高校でも音楽を？

「進学校に進んだんですけど、高校では部員が４人しかいない吹奏楽部に入ってました。やれることはジャズバンドしかなくて、ジャズみたいなことを、俺がピアノでやってました。ただ、すごく内向的だったんで友達と遊ぶということはしなかったんです。家に帰ったら、ずっとゲームばっかりやっていました。進学校だったんで、１日２時間か３時間ですけど。ゲームはお友達でしたね。ドラクエ、ＦＦが僕の青春。なんかおれ、暗いですよね（笑）。青春の大事なものをＲＰＧ（ロールプレイングゲーム）にささげた気がするんですよ。学校帰りに友達と遊びにいくこともなかったし、男子校だったんで、恋愛もなかったですし。照れ屋だったんでね。合コンなんてするくらいなら、終わったゲームのレベル上げしてた方がいいと。女子より、『はぐれメタル』（ドラゴンクエストのゲームに登場するモンスター。レベルアップに必要な経験値を大量に持っている）でしたね。好きだったのは、ドラゴンクエスト３、４、５、ファイナルファンタジー４、５、６ですね。僕の作品でも多いんですけど。もう映画なんですよね。人間形成に置いては重要でした」