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WBAスーパーバンタム級 木村はKO負け

 世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦は20日、タイ東北部のマハーサーラカームで行われ、挑戦者で同級12位の32歳、木村章司(花形)はチャンピオンのプーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)に4回2分23秒でKO負けし、王座獲得に失敗した。チャンピオンは3度目の防衛に成功。木村は試合後、現役引退を示唆した。

 前日本同級王者の木村は世界初挑戦。2、3回には左右のフックを当てるなど積極的に攻めた。しかし4回に右アッパーで最初のダウンを喫し、連打を浴びて立て続けのダウンで力尽きた。日本のジムに所属する男子の世界王者は4人のまま。

 試合会場は、反政府デモによる混乱で夜間外出禁止令の出た首都バンコクから約400キロ離れている。

 ▼木村章司の話 やることはやった。悔いはありません。右ストレートが当たっても倒れないのなら仕方がない。これがベスト。力は精いっぱい出した。基本的には(現役を)辞めます。

 ▼花形進・花形ジム会長の話 いいパンチを入れてもびくともしない相手に対し、勝負を懸けたのだから悔いは残らないだろう。最高にいい試合をした。 (共同)

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