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高槻の女性遺棄、養父自殺か 舞鶴で遺体発見

2010年5月18日15時18分

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写真:宇野津由子さんの養父が死亡していた軽乗用車付近を調べる捜査員ら=18日午前10時5分、京都府舞鶴市、朝日新聞社ヘリから、荒元忠彦撮影宇野津由子さんの養父が死亡していた軽乗用車付近を調べる捜査員ら=18日午前10時5分、京都府舞鶴市、朝日新聞社ヘリから、荒元忠彦撮影

 大阪府高槻市の淀川堤防で4月29日夕に遺体で見つかった宇野津由子(つゆこ)さん(当時36)=同府豊能(とよの)町=の養父(39)とみられる遺体が18日未明、京都府舞鶴市内に止めてあった車の中で見つかり、京都府警は同日午後、身元は養父と確認した。京都府警は自殺とみており、19日に司法解剖して死因を詳しく調べる。

 京都府警などによると、18日午前4時半ごろ、舞鶴市白杉の府道脇に銀色の軽乗用車が止まっているのを巡回中の舞鶴署員が発見した。養父は運転席で死亡しており、後部座席から七輪に入った木炭のようなものが見つかったほか、車外に睡眠剤があったという。ドアは内側から粘着テープで目張りされていた。

 現場はJR西舞鶴駅の北約8キロ。舞鶴湾に面した府道の行き止まり付近で、雑木林や畑に囲まれている。

 大阪府警は、17日夜から、養父の行方が分からなくなっていたため、自殺の可能性があるとして行方を捜していた。

 宇野津由子さんは昨年12月ごろ、インターネットを通じて豊能町に住む養父らと知り合い、今年2月に養子縁組を結んで同居するようになった。養子縁組直後、津由子さんには計約2千万円の共済契約が結ばれていた。

 4月29日夕、高槻市東上牧3丁目の淀川右岸堤防で通行人がポリ袋に入った津由子さんの遺体を発見。今月10日に養父らが豊能署に相談に訪れ、「(津由子さんは)4月20日ごろ自宅を出た」などと話したことから、大阪府警が津由子さんがいなくなった経緯などについて、養父らから事情を聴いていた。

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