進次郎氏が雷門前でマイク、民主に雷を

　今夏の参院選比例代表に自民党から立候補する女優三原じゅん子（４５）と小泉進次郎衆院議員（２９）が１９日、東京・浅草の雷門前で公認決定後、初の街頭演説を行った。

　三原に先立ちマイクを握ったのは「晴れ男」のはずの小泉衆院議員。激しい雨の中、雷門前という場所を意識し「今、雷を落としてほしいのは自民党ではなく民主党」と指摘した。「マニフェストに書いてあったことは今、どうなったか。子供手当は、全額支給するのかどうか分からない。普天間問題は、決着が昨年１２月から今年３月、５月になり、今は６月以降。これでは雷が落ちても仕方ない」と民主党のぶれを切り捨てた。「皆さんが思うほど自民党は変わっていない。今、党の支持率が上がらないのは当然」と身内にも苦言を呈しつつ「強い与党がいるなら強い野党も必要。民主党をチェックする力を自民党に与えてほしい」と、支持を訴えた。

　［2010年5月20日9時18分　紙面から］