大阪府高槻市の淀川右岸堤防斜面でポリ袋に入った女性の遺体が29日見つかった事件で、遺体の首に絞められたような跡があったことが分かった。大阪府警捜査1課は女性が殺害され堤防に遺棄されたとみて、高槻署に捜査本部を設置、女性の身元確認などを急いでいる。
捜査本部によると、女性は10代後半~40代とみられ、身長約163センチで中肉。髪は首筋までの長さで茶髪が交じっている。グレーのジャージー、モスグリーンの綿製ズボンを着用、黒い靴下の上に白いスニーカーをはいていた。右手中指には指輪をしていた。身元を示す所持品はなかった。
女性は頭部から上半身にかけて黒いポリ袋、下半身から半透明のポリ袋で包まれていた。遺棄されたのは堤防斜面の草むらで、堤防の道路から約10メートル下。遺体の腐敗は進んでおらず、死後1~2日とみられる。首以外に目立った外傷はなく、着衣の乱れなどもなかった。
現場は阪急京都線上牧駅の南東約1キロで、周辺は閑静な住宅街。
毎日新聞 2010年4月30日 12時37分(最終更新 4月30日 16時39分)