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大阪・高槻のポリ袋遺体:同居夫婦の知人変死 50代女性にも保険金--08年

 大阪府高槻市の淀川堤防斜面で先月29日、宇野津由子(つゆこ)さん(当時36歳)=同府豊能町希望ケ丘1=の遺体が見つかった事件で、宇野さんと同居する夫婦と知り合いの50代女性が08年に変死し、女性に多額の生命保険がかけられていたことがわかった。一方、宇野さんに多額の生命保険がかけられる直前の今年2月ごろ、この夫婦の養子になっていたことがわかった。捜査関係者が明らかにした。

 保険金は死亡時計数千万円で、受取人はこの夫婦だった。宇野さんと夫婦はインターネットを通じて知り合ったという。府警高槻署捜査本部は、保険金の加入や養子縁組の経緯などを慎重に調べている。

 捜査関係者によると、宇野さんは独身。今年2月ごろ、夫婦の養子となり、直後から複数の保険会社との間で、生命保険に加入していた。夫婦と豊能町で生活を始めるまで大阪市の実家に住んでいたが、「住み込みの仕事がある」と説明し、実家を出て行ったという。

 一方、宇野さんの携帯電話がなくなっていることもわかった。捜査本部は10日から11日にかけて、豊能町の自宅など関係先を死体遺棄容疑で捜索したが、携帯電話は見つかっていないという。

 宇野さんの絞殺体は先月29日、豊能町の自宅から直線で南東約15キロの同府高槻市の淀川堤防斜面の草むらで、ポリ袋に包まれて遺棄されていた。宇野さんの養父らは今月10日夕、府警に宇野さんの行方不明の相談をした。「(宇野さんは)先月20日ごろ家を出て行った。1週間ぐらいは連絡が取れていたが、27日か28日からは電話に出なくなった。遺棄事件のことはニュースを見ていなかったので知らなかった」などと説明しているという。

毎日新聞 2010年5月12日 大阪夕刊

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