サッカーW杯:専門家が選ぶベスト11「DF&GK編」(下)
票がばらけたのはセンターバック二人の組み合わせだ。趙容亨-李正秀のコンビが3票を集めて最も支持されたが、そのほかの組み合わせでは、趙容亨-郭泰輝、李正秀-郭泰輝(以上、2票)、金亨鎰(キム・ヒョンイル)-李正秀(1票)と、専門家の間でも意見が分かれた。16日のエクアドル戦で許監督は、前半に趙容亨-郭泰輝、後半には黄載元(ファン・ジェウォン)-郭泰輝のコンビをテストしたが、失点こそなかったものの、ささいなミスで何度かピンチを招いた。
明知大の辛文善(シン・ムンソン)教授は、「センターバックの二人が弱いのが現代表の最大の悩み。守備を安定させるため、MFに厚みを持たせた方がよい」と指摘。また、「長身選手が多いギリシャ戦には空中戦に強い選手を、アルゼンチン戦にはスピードのあるDFを使うべき」との意見も相次いだ。
左サイドバックでは、李栄杓が平均8.7点の高評価で全員の票を獲得したが、右サイドバックは、車ドゥリと呉範錫(オ・ボムソク)が4票ずつ集め、評価が真っ二つに分かれた。点数で上回った車ドゥリ(平均7.6点)がベストイレブンに選ばれたが、両選手のレギュラー争いは今後ますます激しさを増しそうだ。
■GKの主力争い、ベテラン李雲在に鄭成竜が挑戦
守備の最後方を担うGK部門では、李雲在が6票を集め、鄭成竜(チョン・ソンリョン、2票)を抑えた。だが、今の李雲在は、全盛期の「鉄壁」のイメージには及ばない。専門家の多くが、このところの李雲在の不調について懸念を示し、評価も7点台(7.9点)にとどまった。
ある専門家は李雲在について、「統率力や経験面では国内にライバルはいないが、加齢による瞬発力の衰えが心配される」と語った。許監督も「李雲在がチームにとって必要な選手であることは明らかだが、不動のレギュラーではない。ライバル争いに勝たなければならない」と発言している。
代表で李雲在の陰に隠れ、なかなか国際Aマッチの出場機会が得られなかった鄭成竜は、エクアドル戦で90分を無失点に押さえ、GKのレギュラー争いに火を付けた。MBC ESPNのチョン・ヒョウン解説委員は、「鄭成竜は背が高く(190センチ)、腕も長いため、浮き球の処理が安定している。長身選手がそろうギリシャ戦で力を発揮できる」と語った。
陳仲彦(チン・ジュンオン)記者
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