サッカーW杯:専門家が選ぶベスト11「DF&GK編」(上)

センターバックは趙容亨&李正秀

右サイドは車ドゥリと呉範錫が接戦

 サッカー専門家8人が選ぶ、韓国代表「ベストイレブン」。DF陣の中で専門家全員の支持を集めたのは一人だけだった。「限られたメンバーの中で最大限の安定感を見せなければならない」と話す韓国代表の許丁茂(ホ・ジョンム)監督の悩みは、専門家のアンケート結果にもそのまま現れた。

 4バックのDFラインは、左サイドの李栄杓(イ・ヨンピョ)が全員の票を獲得してベストイレブンに選ばれたが、それ以外では専門家の票が分かれた。主力の4人を確実に選べないというのは、代表DFの組織力が依然として不安を抱えていることの表れだ。また、GKの人選についても、不調の李雲在(イ・ウンジェ)をめぐってさまざまな憶測が流れたことから、6対2で票が分かれた。

■不安抱えるセンターバックの組み合わせ

 4バックは左から李栄杓、趙容亨(チョ・ヨンヒョン)、李正秀(イ・ジョンス)、車ドゥリ(チャ・ドゥリ)が、専門家の選ぶベストイレブンに名を連ねた。

 趙容亨を選んだ理由について、 SBSのパク・ムンソン解説委員は「守備の読みが鋭い」、MBC ESPNのイ・サンユン解説委員は「体格的に恵まれているわけではないが、クレバーで知能的なプレーをする」と説明した。

 李正秀については、「マンマークに優れており、FW出身のためスピードもある」(元五輪代表監督・朴成華〈パク・ソンファ〉氏)、「競り合いやヘディングに強い」(慶南FC・チョ・グァンレ監督)などの評価が挙がった。郭泰輝(クァク・テフィ)は、ベストイレブンには選ばれなかったものの4票を獲得、主力に匹敵する実力が立証された。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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