韓電が海外でウラン発見、韓国企業初

 韓国電力が韓国企業で初めて、海外のウラン探査に成功した。

 韓電は19日、「原子力発電の燃料である高品質のウランをカナダで多量に発見した」と発表した。韓電と韓国水力原子力、ハンファからなる韓電コンソーシアムは2008年、カナダ・フィッシャーエネルギー社と契約を結び、1500万ドル(約14億円)を投じて、カナダ中西部のウォーターベリー地区でウランの探査作業を進めてきた。

 正確な埋蔵量は確認されていないが、今後発掘されるウランの半分を韓電コンソーシアムが所有することになる。韓電コンソーシアムは、埋蔵量と経済性の確認に向けた探査作業をさらに進める予定だ。

 韓電のパク・レヨン室長は「今回発見したウランは、品質がよく経済性が高い。大量のウラン確保で、原発事業の大きなプラスになるだろう」と語った。

 韓電は昨年6月、世界10位のウラン生産会社デニソン社(カナダ)の株式を17%取得するとともに、アレバ社(フランス)所有のイモラレン鉱山の株式10%を取得するなど、ウラン確保に向けた取り組みに力を注いでいる。

ハ・ヌリ朝鮮経済i記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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