国家記念日:6月1日を「義兵の日」に

 6月1日が、国家記念日に当たる「義兵の日」として制定された。これは、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)当時、郭再祐(クァク・ジェウ)将軍が慶尚南道宜寧で初めて義兵を起こした陰暦1592年4月22日を、太陽暦で計算し直した日付だ。

 行政安全部と宜寧郡は18日、こうした内容からなる「各種記念日等に関する規定」改正案が、国務会議(日本の閣議に相当)で議決された、と発表した。

 行政安全部議政担当官室の関係者は、「国家が危機に対処する際、自発的に起こった義兵の歴史的意味を振り返り、彼らの愛国・愛族精神を学べるよう、6月1日を、政府が主管する“義兵の日”として制定した」と説明した。義兵の日が国家記念日として制定されれば、公休日にはならないものの、今後は記念式典などが政府主導で行われるなど、義兵の歴史的意味と立場が大きく向上するものとみられる。

 一方、宜寧郡は、1975年に「義兵の日」制定を最初に求めたのをはじめ、2008年には韓国国民1万5000人の署名を集め、「“護国義兵の日”記念日制定に関する請願」を国会に提出するなど、義兵の日を国家記念日として制定するため努力してきた。

宜寧=姜仁範(カン・インボム)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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