特許訴訟:現代自が逆転勝訴=米連邦控訴裁

 現代自動車が米国の知的財産権専門法律事務所から特許侵害で提訴された裁判で、米連邦控訴裁は17日、被告の現代自に3400万ドル(約31億円)の損害賠償を命じた一審判決を破棄し、原告敗訴の判決を言い渡した。

 原告の法律事務所「オリオンIP」は昨年、米クリアワード・コンピューターズ(CWC)の代理人として、現代自の自動車部品販売方式が特許を侵害していると提訴。一審の米テキサス州東部地裁は昨年4月、「コンピューターによる部品販売在庫方式はCWCの特許を故意に侵害したものだ」として、現代自に賠償金の支払いを命じていた。現代自はこれに控訴。二審の連邦控訴裁は今回、「原告が主張する特許権保障は認められない」として、原告の訴えを退けた。連邦控訴裁は「一審判決を支持するには、現代自が特許を侵害したという証拠が不十分だ」と指摘した。

 オリオンIPは、特許権を侵害している疑いがある大企業を見つけ、特許権を行使して巨額の賠償金やライセンス料を得ようとする「パテント・トロール」として知られる。

崔元碩(チェ・ウォンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る