2010年5月20日 14時23分 更新:5月20日 15時3分
名古屋市は20日開会した市議会臨時会に、今年度の市職員のボーナスを平均7.1%削減する条例改正案を提出し、同日午後の本会議で賛成多数で可決された。市によると、全職員対象のボーナスカットは政令市で初めて。
今年6月と12月に支給されるボーナスを5~9%の範囲でカットし、計約24億円を削減する。河村たかし市長は「厳しい財政状況を踏まえ、景気の冷え込みによる民間の厳しい状況も勘案する必要がある」と提案理由を説明した。人件費の削減総額は、これまでの取り組みと合わせて約181億円となり、河村市長が市長選で公約に掲げた10%削減が達成される。【高橋恵子】