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淀川・女性遺棄 白い車の男女と会う…現場目撃の車と関連か

 大阪府高槻市の淀川堤防斜面の草むらで、同府豊能町の宇野津由子さん(36)の遺体がポリ袋に入れられて見つかった事件で、宇野さんは豊能町に引っ越すまで同府松原市の雇用促進住宅に住み、転居前の今年1月下旬、同住宅近くで、白い車に乗った知人とみられる数人の男女と会っていたことがわかった。遺体発見現場付近でも遺棄されたとみられる時間帯に白い不審な車が目撃されている。宇野さんの交友関係は限られていたといい、府警捜査1課は、この白い車の人物を重視、特定を進めるとともに、事件との関連を調べている。

 同住宅の住人らによると、宇野さんは大阪市西成区に実家があるが、昨年1月から同住宅で独り暮らしをしていた。今年に入り、豊能町に転居したが、その少し前に、白い車に乗った男女が会いに来ていたという。

 宇野さんの遺体は、堤防上を走る車道上から投げ捨てられたとみられているが、車1台が通れるほどの幅しかないこの車道で、遺棄当日とされる4月28日夜、白い軽乗用車が停車しているのが目撃されており、府警は関連を調べている。

 一方、同住宅の住人は「引っ込み思案な感じで、仲の良い人は限られていた」と宇野さんの印象を語る。住人によると、宇野さんは、衣類や布団など必要最低限の荷物だけを持って同住宅に転居してきた。当初は、自室に招いて料理を振る舞うなど親しく交流する住人の女性がいたが、その女性が引っ越した昨年末以後は、自室に閉じこもってインターネットをしていることが多かったという。

 宇野さんは豊能町に転居後、養子縁組をしたことがわかっているが、松原市に住んでいた当時の姓は「谷岡」だったという。

2010年5月14日  読売新聞)
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