将棋の羽生善治名人（３９）に三浦弘行八段（３６）が挑戦していた第６８期名人戦７番勝負の第４局は１８日から福岡市中央区の城南クラブで指され、１９日午後９時５３分、１６３手で先手の羽生名人が勝ち、４連勝で３連覇（通算７期）を達成した。

　羽生名人はこれで王座、棋聖と合わせ３冠を堅持。史上２位の通算タイトル獲得を７６期に伸ばした。史上１位は故大山康晴１５世名人の８０期。

　初挑戦の三浦八段は羽生名人の地力に屈し、１勝もできずに完敗した。

[ 2010年5月20日付 ]