福岡

　豊前市立図書館の３階会議室で園児・児童読書感想画展が開かれている。図書館は旧県立築上北高跡地の産業技術課棟を改装して４月オープン。広さは旧図書館の約５倍（延べ床面積１９８２平方メートル）もあり、来館者からは「スペースも広く、ゆったり楽しめます」と喜ばれている。展示は２３日まで。

　図書館職員によると、旧図書館は展示用の壁がなく、寄せられた感想画を短冊状につないで廊下や玄関などあらゆるスペースを利用してつるして展示してきた。また、会期中に園児と児童の作品の展示を入れ替えるなどして対応してきた。

　感想画は毎年、市立図書館が市内の全幼稚園、保育園、小学校に呼びかけて実施。今回は新図書館での展示とあって応募は昨年より約２００点増え、７０４点をパネルに張り、展示している。

　「不思議の国アリス」や「忍たま乱太郎」「白雪姫」「かぐや姫」などを題材にした、のびのびとした作品は、色使いもクレヨンや水彩絵の具を使うなどさまざまで個性豊か。職員によると、週末は祖父母や父母と一緒に訪れる人でにぎわっているという。【陣内毅】

〔京築版〕