“流産後も結婚ほのめかす”
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“流産後も結婚ほのめかす”

5月20日 11時59分

東京の大学病院に勤務していた医師が、妊娠していた交際相手の女性を同意を得ずに流産させたとして逮捕された事件で、医師は、女性が流産したあとも数か月にわたって交際を続け、結婚する意思があることをほのめかしていたことが、警視庁への取材でわかりました。警視庁は、事件が発覚しないよう、交際を続けた疑いがあるとみて調べています。医師は、容疑を否認しているということです。

東京・港区の「東京慈恵会医科大学附属病院」に去年まで勤務していた医師の小林達之助容疑者(36)は、去年1月、交際相手で妊娠2か月だった女性に「ビタミン剤」と偽って子宮収縮剤を投与し流産させたとして、不同意堕胎の疑いで逮捕され、20日、東京地方検察庁に身柄を送られました。小林医師は、容疑を否認しているということです。警視庁によりますと、小林医師が当時すでに別の女性と結婚していたことを交際相手の女性は知らなかったということで、小林医師は、女性が流産したあとも数か月にわたって交際を続け、結婚する意思があることをほのめかしていたことが、警視庁への取材でわかりました。被害を届け出た女性は「信じていたのに裏切られた」と話しているということです。警視庁は、女性とトラブルになって事件が発覚しないよう、交際を続けていた疑いがあるとみて、詳しいいきさつをさらに調べています。