注目番組の視聴率

●赤字ＴＢＳのダメなバラエティー３番組

《４．２％》

　ＴＢＳホールディングスが０９年度の決算を発表し、連結になってから初めて赤字になり、２３億円と結構な額だ。

　視聴率の低迷が一因だが、そこで、先週平日のゴールデン・プライムの１８番組をチェックしてみると、なんとヒトケタの番組が１１もある。特に月曜のＧＰ帯はずっとヒトケタだ。

　ワースト３は国分太一が司会の１２日「世界笑える！ジャーナル」の４．２％（ビデオリサーチ調べ・関東地区）、１３日の「ウンナンのラフな感じで。」が５．２％、くりぃむしちゅーの１２日「時短生活ガイドＳＨＯＷ」の５．７％。

　バラエティーの立て直しも急務ということか。

●内野聖陽「臨場」は依然として好調

《１８．６％》

　木村拓哉「月の恋人」（フジ）がスタートしてこのドラマがどうなるかだが、春ドラマでもっとも好調なのは内野聖陽の刑事ドラマ「臨場」（テレ朝）。先週は今クールで２度目の１８．６％を叩き出し、これまでの平均は１８％弱まで上昇。

「相棒」とは異なるヤンチャなテイストが視聴者にも馴染んできたということだろう。初回２１％のロケットスタートの阿部寛の「新参者」（ＴＢＳ）はやや失速気味で、「臨場」に肉薄できるかどうか。

（日刊ゲンダイ2010年5月18日掲載）