文化審議会の国語分科会は、29年ぶりの改定となる新しい常用漢字表を了承しました。東京の三鷹市が採用を求めていた「鷹」は入りませんでした。
新しい常用漢字表には196の漢字が加わります。そのなかには「鬱」や「麺」「拉」「韓」のほか、動物の「鶴・熊・虎・蜂・鹿」などが含まれています。一方、尺貫法の単位である「匁(もんめ)・勺(しゃく)」など5つが削られ、全部で2136になります。東京の三鷹市が再三、採用を求めていた「鷹」は、「地名・人名など固有名詞で使われることが多い半面、それ以外での頻度は少ない」として最終的に認められませんでした。新しい常用漢字表は来月、川端文部科学大臣に答申し、年内にも閣議で正式決定されます。