(上)
米シマンテック
社長兼CEO
Enrique Salem氏
(下)米ベリサイン
CEO
Mark McLaughlin氏
シマンテック)は、ベリサインのSSL証明サービス、PKI(公開鍵基盤)サービス、ベリサイン・トラスト・サービス、ベリサイン・アイデンティティ・プロテクション(VIP)認証サービスなどを含む、個人認証、電子証明事業を買収すると発表した。買収総額は約12億8,000万ドル。日本ベリサインの株式の過半数も含まれているという。
今回の買収について、シマンテック 社長兼CEOのエンリケ・セーラム(Enrique Salem)氏は「シマンテックとベリサインの製品や領域を組み合わせることで、どこからでもあらゆる物に簡単に、安全なアクセスを提供し、」「認証セキュリティの導入を推進する」と語った。
買収により同社は個別認証セキュリティ、モバイルセキュリティ、情報保護、クラウドセキュリティ事業などを強化。ベリサインのSSL証明書サービスとSymantec Critical System ProtectionまたはProtection Suite for Serversを組み合わせることで、企業のWebサーバのセキュリティ認証などを提供する。
また、ベリサインのベリサイン・アイデンティティ・プロテクション (VIP)認証サービスは既存のノートン製品に含まれるアイデンティティセーフ機能を補完し、組織のユーザIDの認証を支援していく形で提供していく。
今回は買収は9月期に完了する予定だという。