5月19日、都内にあるリアルジャパンプロレスの道場で記者会見が開かれ、6月17日後楽園ホール大会で一騎打ちを行なう初代タイガーマスク選手とタイガーマスク選手が、意気込みを語った。
■両選手のコメント
初代タイガー「タイガーマスクとシングルマッチを行ない、プロレスの醍醐味を見せつけ、世間に『こんなにプロレスは凄くて面白いんだ』と知らしめ、世の中のプロレスに対するイメージを一新してしまおうと。凄い試合になると思います。『タイガーマスクとは何か?』という問題も入ってくると思いますが、単なる空中戦ではなく、真のストロングスタイルの空中戦を見せ付けられるような試合ができると思います。『プロレスとはこうですよ』というところを存分に見ていただきたい。空中戦を見ていただきたい。あるいは技一つ一つを見ていただきたい。遠慮せず、自分は行きたいと思いますので、最高の試合になっていければ。平成の今の時代に、自信を持ってお届けするプロレスの一つであることに間違いはないと思いますので、ご期待下さい」
タイガー「先月の中旬ぐらいに、直接、先生のほうから『やるか?』というお話をいただきました。本当に久々のシングルになるんですけど、自分も新日本プロレスで色々成長していきまして、ちょうど先生とやるチャンスなのかなと。今から19年前、先生のところに弟子入りしたとき、『プロレスとは?』というものを叩き込まれてきました。そういう意味で、このリアルジャパンプロレスでタイガーマスクとしての試合を出せればいいなと思っています。そして、やる以上は『師匠越えをしたい』という思いというのがあります。胸を借りるという部分もありますけど、自分が今まで培ってきたものをぶつけたいという思いもあります。だから、これは自分の中でもターニングポイントになる試合だと思います」
初代タイガー「タイガーも相当成長してきて、もう一流選手になっているわけですから。いま、自分の脚が調子よく、すべて体も調子がいいものですから、今のうちに試合を伝承しておきたい。タイガーの成長ぶり……僕がそんなことを言うまでもなく、もうできているでしょうから、それを確かめるのも楽しみです」
■マスコミとの質疑応答
--師匠とのシングル戦はプレッシャーでは?
タイガー「やはり、先生の怖さ、強さ、素晴らしさというものを、僕が一番身近で見て、一番よく知っているんじゃないかと思ってます。そういう意味では、正直、怖いというのはありますよね。でも、自分も新日本プロレスでベルトを何度も獲ってきて、自信がついたという言い方が合ってるかどうかわからないですけど、怖いと言っている場合でもない。先ほども言ったとおりすべてを先生にぶつけていくというかね。当時テレビでやっていたときのタイガーマスクと、今の先生を比べろというのは絶対に無理なこと。ただ、それでもあれだけお客さんを沸かせられるし、あれだけ凄い蹴りが出せるということは、先生の技というはまったくさび付いてない。そういう意味では本当に怖さというものがありますけど、それをブッ壊して先生に正面からぶつかっていきたいと思っています」
--どんな空中戦を見せるのですか?
初代タイガー「タイガーを潰すには、より体重をあげて圧殺するか……とも思われますが、空中戦の醍醐味を見ていただきたい。『空中戦って、タイガーマスクがやったら学芸会じゃないんですよ』ということを、ホントにファンにわかっていただきたい。『ストロングスタイルの中で行なわれるんですよ』ということをですね。やっぱり一番自分の頭の中にあるのは、プロレスの復活。そこで、真の空中戦、プロレス、ストロングスタイルというのを見せ付けられるような試合ができれば、一番の復活になると思うんですね。それを、成長してトップにいる私の弟子と、日本国中の皆さんに伝えることができる。こんなに幸せなことはないと思います。ですから、体重をあげて圧殺するのではなく、体重を落として、タイガーと同じ体重に合わせていこうじゃないかと思って、やっています」
--師匠越えのほかにも、様々な使命が課せられた試合となりますが?
タイガー「先生がゴールデンタイムでやっていたプロレスと、今のプロレスというのはまったく違うものになりつつある。それは確かなんですね。それ(後者)もプロレスだと思う。ただ、僕は先生の弟子であって、先生から名前を受け継いでいるわけですから。先生が『復活させなければいけない』というプロレスは、僕の中にいつもあるものですね。僕はそれをどこのリングでもやっていたつもりだし、今でもやっているつもりです。当日、どっちが勝つか負けるかわかりませんけど、最後にお客さんが『素晴らしかった』と言ってくれれば、先生と試合をできたことというのが、一つの答えだと思います。プレッシャーとかそういう部分では色々ありますけど、自分の中ではとにかく先生から教わったこと、自分がやってきたというものをぶつけるだけですね」
--それをぶつければ師匠越えが果たせるという自信はありますか?
タイガー「その師匠越えというのは、皆さんが思っているものと、僕が思っているものとでは、まったく開きがあると思う。それを皆さんがどう取るか? ただ、自分の中では『勝つ』『負けた』が師匠越えではないと思っていますので。それは自分が判断することなんじゃないかなと思っています」
--言える範囲で具体的に言うと?
タイガー「『勝つ』『負けた』関係なく、最後に先生の口から『参った。もうアイツにはかなわないよ』と言わせたいというのはありますね」
■リアルジャパンプロレス 5周年記念興行
「BRAVE of LEGEND〜伝説の勇者達〜」
6月17日(木) 開場17:30 開始18:30
後楽園ホール
■シングルマッチ
タイガーマスク
vs
初代タイガーマスク
■入場料金
VIP席 12,000円(特典付、当日会場にてお渡しいたします)
RS席 8,000円
A席 6,000円
B席 5,000円
※来場者全員に初代タイガーマスク特製ポートレートをプレゼント
■チケット発売所e+(イープラス)、チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイド、後楽園ホール、闘魂ショップ水道橋店、書泉ブックマート、チケット&トラベル T-1、バトルロイヤル、チャンピオン、東京イサミ
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