2010年5月アーカイブ

今は、18日の火曜日午後15時半です。本来なら、13時から衆議院の本会議が開かれ、14時40分から一橋大学での講義の予定でしたが、自民党の国対より審議に応じられないとの通告があり、もう2時間以上も事務所で待機しています。まだ、いつ本会議が始まるかわからないのが現状です。こうやって、大事な時間が浪費されていくのには辟易します。

先週の内閣委員会で、小泉進次郎議員が予定の質問時間を大幅にオーバーし、民主党議員や委員長からの質問打ち切り通告も無視。大混乱に落ち入ったことは、皆さんもニュースでご存じのことでしょう。その際、自民党の甘利議員が民主党の議員を押したためその勢いで三宅雪子議員が転倒し足を捻挫してしまいましたが、結果的には、採決がなされ(民主党はこれを順法採決と呼び、自民党は強行採決と呼んでいますが)その瞬間、自民党議員は、準備していたプラカードを一斉に持ち上げテレビにアピールしていました。私も、その瞬間に立ち会っていましたが、「よく作られたストーリー」という気がしました。実際、自民党議員は、自分の質問の時間、テレビが入っている時または採決の時以外は、委員会を欠席することが多く、私の属する財務金融委員会でも、通常は半分近くの委員が通常の委員会を欠席しています。また、本会議でも特に後ろのほうでは、ほとんど欠席の時さえあります。そんな中で、今回の「国家公務員法改正案」でも委員会で45時間(委員が出席していたかは別にして)も審議したにも関わらず、「審議時間が足りない」との理由で「委員長の解任決議」を提出しました。そして、今日もまたCO2削減の為の法案審議に際しての抗議のための環境委員長の解任決議を出すために、私たち議員は、長時間待機させられているのです。

参議院選挙向けのパフォーマンスとしか言いようのないこの無駄なアピールはもういい加減にして、しっかりとした国会審議をしてほしいというのが私の本音です。

ところで、土曜日は、鹿児島から約30名の皆さんが国会見学に来てくださいました。一緒に、皆吉議員、大島参議も参加していただき、国会の先輩である大島参議よりいろんな含蓄のある説明を聞かせていただきました。考えてみると、国会議員になって以来こんなに何度も本院で仕事をしているのに、ゆっくり議事堂内を見て歩いたのは初めてでした。やはり、歴史と伝統を感じさせる建物です。皆さんも、ぜひ一度国会見学にいらしてください。

今日は、第3火曜日。恒例の「あみしん勉強会(朝食会)」に防衛大臣政務官の楠田大蔵先生がご出席して下さり日本の防衛政策の一端をお話し下さいました。楠田先生、本当にありがとうございました。

東京の気温は、26度。いよいよ、春も終わる季節です。元気が取り柄のあみしん。これからもがんばりまっす。

8日の土曜日、サイパンで北マリワナ群島区知事とグアム知事そしてテニアン市長と面談をし、午後にはセスナでテニアン島の視察もしてきました。テニアン島は、サイパンのすぐ隣(7,8キロぐらいの距離でしょうか)の島で、太平洋戦争の時、広島、長崎に原爆を落としたB29が離陸したところです。今も、島の3分の2がアメリカ海軍に貸与されているものの、この35年間はほったらかしで草がぼうぼう茂ってていました。北マリワナ知事とテニアン市長は、「アメリカ政府は、この地に米軍基地を建設し、同時に島民の生活水準を米国本土並みに向上させるという約束だったのに35年間もほったらかしだ。沖縄の皆さんの負担が軽くなるのであれば是非とも、島に海兵隊の基地を誘致し、経済再建の起爆剤にしたい。これは、島民の総意だ。」と述べられました。そして、鳩山総理あてのその趣旨の親書を知事及び市長からお預かりしてきました。また、早いうちに日本に来て鳩山総理にこの趣旨を伝えたいとも。なんとか、この線で今国内で問題となっている普天間の問題解決につながればと思っています。

さて、口蹄疫の疑い事例が今現在で71例(5月11日現在)となってしまいました。やはり、宮崎の川南町での疑い事例です。このような状況を踏まえ、昨日大隅半島の各市での聞き取り調査に基づき、本日、民主党幹事長室(小沢幹事長不在のため、一川副幹事長が対応されました)および山田農水副大臣にさらなる緊急対策のお願いに行ってきました。とにかく、ウイルスの拡散を絶対に防ぐという意気込みが大事です。その意味で、防疫の徹底とその費用負担(実際の行動は、市町村の判断でなくてはできないので、ある程度の裁量もお願いしましたが)、一定地域からの全車両消毒の義務化、制限区域以外での畜産農家への助成(セリ市が中止になった事による経済的ダメージの緩和)や関連業種(畜産ヘルパーや人工授精など)への助成、また、人的サポート、情報伝達の敏速化及びと特定地域内も早めの殺処分についても要請しました。

「この問題については、総理、官房長官、農水大臣とも話をしている。とにかく、一定地域からの拡散を防ぐためのあらゆる努力を惜しまない」と言う副大臣の覚悟に期待しつつ、引き続き情報を精査し適切な対応をとっていきます。

マスコミは、いろいろ騒いでいますが、私たち、新人議員は支持率の上下に一喜一憂することなくとにかく、目の前にある課題を一つ一つ片付けていくことが肝要だと心得て、がんばります。

このところ、口蹄疫の対策や普天間問題でてんやわんやですが、合間を見て5日に子供たちと最新の3Dシアターで「アリス イン ワンダーランド」を見てきました。映像の美しさや3Dの臨場感に圧倒され、3Dの虜になりそうです。

さて、口蹄疫問題ですが、今のところ被害地域が特定されているため十分な消毒や対策を行うことで感染の広がりは防げそうですが、「もしも」の状況にどう備えるか、風評被害をどう抑えるかが課題です。私は、連日、農水省や党内の農水委員会のメンバーと打ち合わせを行っています(打越議員が民主党鹿児島国会議員団を代表して県の農政部と協議をしています)が、来週月曜日には、地元大隅の各市でヒアリングを行い、農水大臣に緊急対策の申し入れを行う予定です。

今夜から沖縄問題議連のメンバーとして、サイパン、テニアンに行ってきます。現地で、北マリワナ知事とグアム知事をはじめアメリカ軍関係者との面談し、普天間基地の移設受け入れの表明をお願いしてきます。5月末が迫ってきていますが、国外、県外移設を最後まであきらめずに進めていきたいと思っています。

東京は、このところ晴天続きで冬から急に夏が来たみたいです。来週からはいよいよ国会審議の後半戦に入りますが、会期延長にならないようにしっかり決めるところは決めていきたいと思っています。