ここ数日、医療関係の皆さんや患者さんの団体とお話しする機会が続けてありました。皆さん真剣に目の前にある課題だけでなく将来に向けての対策に取り組んでいらっしゃいます。お医者さんの皆さんからは、今回の診療報酬改定についてのご意見が多く寄せられるとともに、患者さんの負担と国や県などの公的負担の考え方についてのお考えを聞かせていただきました。また、保険認定されていない病気にかかってしまった方々のお話やがん患者とそのご遺族の皆さんの会にも出席し現状と課題についてお話を聞かせていただきました。
しかしながら、どの話も最後は財源の問題に帰着してしまいます。医療財源が重要なことはみんな理解しています。そして、垂れ流しでは恒久財源が足りないこともわかっています。今こそ、政治は勇気を持って、大きく予算編成の舵を切る時が来ています。「金の切れ目が命の切れ目」にならないようにしなくてはいけません。
2月から、大隅半島の地元紙南九州新聞に「あみしんの国会レポート」という連載を始めました。今は、まだ月一回のペースですが、時間が許せばバイ・ウィークリーにしたいと思っています。おかげ様で、「新聞やテレビではわからない国会の動きが見えておもしろい」という声を多くいただいています。実は、それに先立ち新聞だけでなく私の声で国会の状況を地域の皆さんに伝えたいと思い「FMおおすみ」という放送局に同様の提案をさせていただきました。もちろん、無料でなくスポンサーは私のほうで探すという前提です。しかしながら、「局の政治的な中立を損なう恐れがある」ということでこの提案は理事会で却下されてしまいました。いろいろとご事情もあるんでしょうが、残念です。静岡、東京、京都などなど政治家が中立な立場で国会の状況や社会現象を自分の言葉で皆さんにお伝えしているところはいくらでもあるんですけどね。
さて、仕分け作業ですが先週から15の独立法人についてチームで検討を続けてきました。今日の17時からその報告会があります。誤解なきように申し上げますが、この事業仕分けは、財源をねん出するためのものではありません。あくまで、税金や事業の無駄をなくすことが目的で、財源の確保はその結果です。ただ、一つ一つを見ていくと歴史的背景や設立の趣旨が純粋だったり一概に切り捨てることができないものもあります。そういった事情も踏まえながらも、「原資は国民の税金である」という基本的な部分で妥協しないように内容を精査していきます。
昨日の鹿児島は25度近くの気温で汗をかくような陽気でしたが、今日の東京は最高気温が11度で肌寒い感じです。皆さん、身体第一で今週もがんばりましょう。
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