8日の土曜日、サイパンで北マリワナ群島区知事とグアム知事そしてテニアン市長と面談をし、午後にはセスナでテニアン島の視察もしてきました。テニアン島は、サイパンのすぐ隣(7,8キロぐらいの距離でしょうか)の島で、太平洋戦争の時、広島、長崎に原爆を落としたB29が離陸したところです。今も、島の3分の2がアメリカ海軍に貸与されているものの、この35年間はほったらかしで草がぼうぼう茂ってていました。北マリワナ知事とテニアン市長は、「アメリカ政府は、この地に米軍基地を建設し、同時に島民の生活水準を米国本土並みに向上させるという約束だったのに35年間もほったらかしだ。沖縄の皆さんの負担が軽くなるのであれば是非とも、島に海兵隊の基地を誘致し、経済再建の起爆剤にしたい。これは、島民の総意だ。」と述べられました。そして、鳩山総理あてのその趣旨の親書を知事及び市長からお預かりしてきました。また、早いうちに日本に来て鳩山総理にこの趣旨を伝えたいとも。なんとか、この線で今国内で問題となっている普天間の問題解決につながればと思っています。
さて、口蹄疫の疑い事例が今現在で71例(5月11日現在)となってしまいました。やはり、宮崎の川南町での疑い事例です。このような状況を踏まえ、昨日大隅半島の各市での聞き取り調査に基づき、本日、民主党幹事長室(小沢幹事長不在のため、一川副幹事長が対応されました)および山田農水副大臣にさらなる緊急対策のお願いに行ってきました。とにかく、ウイルスの拡散を絶対に防ぐという意気込みが大事です。その意味で、防疫の徹底とその費用負担(実際の行動は、市町村の判断でなくてはできないので、ある程度の裁量もお願いしましたが)、一定地域からの全車両消毒の義務化、制限区域以外での畜産農家への助成(セリ市が中止になった事による経済的ダメージの緩和)や関連業種(畜産ヘルパーや人工授精など)への助成、また、人的サポート、情報伝達の敏速化及びと特定地域内も早めの殺処分についても要請しました。
「この問題については、総理、官房長官、農水大臣とも話をしている。とにかく、一定地域からの拡散を防ぐためのあらゆる努力を惜しまない」と言う副大臣の覚悟に期待しつつ、引き続き情報を精査し適切な対応をとっていきます。
マスコミは、いろいろ騒いでいますが、私たち、新人議員は支持率の上下に一喜一憂することなくとにかく、目の前にある課題を一つ一つ片付けていくことが肝要だと心得て、がんばります。
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