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口蹄疫対応、赤松農水相に集中砲火 外遊続行に野党照準

2010年5月19日21時29分

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 家畜の伝染病、口蹄疫(こうていえき)の拡大に歯止めがかからず、赤松広隆・農林水産相が集中砲火を浴びている。野党は、口蹄疫が確認されていたのに、赤松氏が大型連休中の外国出張を続けたことに照準を絞る。

 「口蹄疫の真っ最中のこの出張にどういう意味があるのか。大臣の責任を追及する」。自民党の小野寺五典・外交部会長は19日の衆院外務委員会で宣言した。

 赤松氏は4月30日からメキシコ、キューバ、コロンビアを歴訪し、5月8日に帰国した。農水省は「EPA(経済連携協定)などに関するもの」と説明するが、訪問先のメキシコとは2005年にEPAが発効済みだ。しかも、自民党が口蹄疫対策を首相官邸に申し入れたその日に出発した。

 公明党の山口那津男代表は19日、「緊急危機対応のために大臣が大型連休中に外遊していいのか、慎重姿勢が必要だと警告してきた」と強調した。前農水相の石破茂・自民党政調会長は「大臣在任中の海外出張で、現地で1泊を超えたことはない。危機管理とはそういうものだ」と、鳩山内閣の「緩み」を追及する構えだ。

 20日には衆院本会議で農林漁業六次産業化促進法案が審議入りする。自民党はこの法案審議を通じ、赤松氏の外遊について直接ただす方針。同党は赤松氏への不信任決議案提出も検討している。

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