◆ロッテ3−1中日
前夜は渡辺俊。今夜は新外国人のマーフィー。2日連続でロッテの先発投手に苦しめられた。6回まで無得点。7回に2番手の伊藤から押し出し四球で1点を奪ったが、続く3番・森野は三振、4番・ブランコは遊ゴロに終わった。そのブランコは、打線全体を代弁するように言った。
「点が取れるところで取れませんでした。彼の制球はよくなかったけど、試合をコントロールされてしまいました」
マーフィーは大いにスキを見せていた。7四球。初回以外、毎回、走者を与えてくれた。だけど肝心の適時打が出ない。左腕からの荒れ球に苦戦した。「荒れ球で打ちづらい? それはあったと思うけど、吉見が頑張って投げていたし、打ちたかった」と石嶺打撃コーチ。今回の2連戦で適時打は18日の谷繁の1本だけ。投手陣を援護できず、悔しそうな表情を浮かべていた。
試合開始の時点で風速8メートル。時折、雨も降っており、千葉マリンに不慣れな中日には不利にも思われるが、「集中を続けるのは難しいけど、そんな中でもやっていかないといけないわけだから」と井上打撃コーチ。言い訳にはしなかった。
「しっかり練習して、また次の試合に打てるように準備をします」
打線全体の気持ちをブランコが表現した。次は21日の西武戦(西武ドーム)。
2日連続で味わった悔しさをぶつけ、今度こそ投手陣を大いに援護したい。
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