養母の母と養父がトラブル 淀川遺棄事件、金銭問題めぐり大阪府高槻市の淀川堤防で、ポリ袋に詰められた同府豊能町の宇野津由子さん(36)の遺体が見つかった死体遺棄事件で、宇野さんの養母の母で、2008年10月に変死した飲食店経営の女性=当時(52)=が金銭問題をめぐり、宇野さんの養父とトラブルになっていたことが15日、養父母の知人への取材で分かった。 捜査関係者によると、女性には宇野さんと同様に保険が掛けられていたことが分かっており、高槻署捜査本部は、女性が死亡した経緯とともに、宇野さんの事件との関連も慎重に調べている。 知人によると、女性は宇野さんの養母を頼り、滋賀県から転居。養父が取得した自宅近くの店舗兼住宅に住んで居酒屋を経営していたが、養父が家賃を要求したことなどをめぐりトラブルになっていた。 府警などによると、女性は08年10月31日朝、店舗兼住宅の階段で死亡しているのを、ベランダのリフォームで訪れた養父母の知人男性が発見。知人男性は忘れ物を取るため一度女性宅を離れ、約30分後に戻ると女性が倒れていたと説明し、「鼻血をふいた」とも話した。 【共同通信】
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